素敵なまちづくり見てある記
福島県三春町


歴史公園都市三春町の由来

梅、桃、桜が、
一時に咲き競う三つの春から名付けられたと言う美しい伝承を持つ人口2万人の三春は、
阿武隈山地の西裾が小さく起伏を繰り返しながら、
やがて郡山盆地達する辺りの、
山と緑に囲まれた谷沿いの旧城下町です。

三春は、
坂上田村麻呂が奥州制罰の際馬ぞろえを行った地であると言われ、
古来馬の産地として有名でしたが、
元は奥州街道と会津と磐城を結ぶ塩の道の交差するところにできた小さな宿場町でした。

室町時代、永世元年にこの地方の豪族である田村氏が三春城(舞鶴城)を築くに至り、
城下町としての歴史がここにスタートします。
この頃から三春の街並みも整え、
田村地方の中心都市として急速に発展を遂げることになります。

その後、会津領、松下領、幕領などとなり、
めまぐるしい領主交代するが、
正保2年秋田氏が入封して以来五万五千石の城下町として幕末まで続くことになります。

このように城下町として栄えた三春には、
神社仏閣が多いです。
また、大火が多かったため、
多くの城下町と同じように、商家では蔵が作られ、
現在でも、町のあちらこちらで古い蔵を見ることができます。

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三春町のまちづくりとすまいづくり

三春町は、昭和58年度に
『地域に根ざした住宅文化の高揚』を目的として策定した地域住宅計画HOPE計画)
三春町市街地整備基本計画(昭和63年度)、
うるおい・緑・景観まちづくり整備計画(平成3年度)等により
さまざまな住宅施策を展開してきました。
また、第5次三春町長期計画(計画期間平成8年度〜18年度)においては、
『生活提案型のまちづくり』を基本理念として、
それをもとに町民の生活の視点を尊重したまちづくりを推進しています。

「三春町住宅マスタープラン策定報告書」より


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地域住宅計画及び推進事業

●店舗併用住宅群整備計画
  ○市街地整備基本計画
  ○美しいまちをつくる三春町景観条例
●コーポラティブ住宅建設推進事業
  ○木造住宅による街並み計画
  ○駅南部(八島台)コーポラティブ住宅
    コーポラティブハウス桜ヶ丘
●三春駅周辺整備
  ○公営住宅
●住宅施策に関する誘導方策
  ○三春町建築賞
  ○建築協定の推進等
●生活提案型住宅の設計
  ○田園都市編、農家住宅編、
    高齢者住宅編
●緑地整備計画
●地域木造の推進
  ○木造住宅生産担い手育成事業等
  ○住宅建設コスト低減等


三春町まちづくりの方向
(第5次三春町長期計画)
平成92月策定

まちづくりの基本姿勢:
  21世紀の町民の生活を考えたまちづくり

まちづくりの基本理念:
  生活提案型のまちづくり

三春町市街地整備の方向
  (三春町市街地整備基本計画)
  平成元年3月策定
  活力ある中心商業地の形成;
  歴史公園都市の建設;
  都市基盤の充実した市街地形成

三春町景観整備の方向
  (うるおい・緑・景観まちづくり整備計画)
  平成45月策定