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三春には遊郭跡があります。明治時代の建物がまとまっています。全国的にも珍しいものです。その廓(くるわ)それぞれに格子戸や細かい部屋割など花街の歴史を残しています。100年以上も経った今、なおこの城下町であった三春にあります。
町並みとしての景観を是非保存したいと考えている人々は、20年ほど前から色んな活動をしましたが、開発こそまちづくりだという方針の下では、本格的な手入れなどを加えられず老朽化のまま現在に至っています。
春には桜が咲き乱れ、歴史を見続けてきたこれらの建物は、当時の城下町の繁栄が偲ばれます。この町並みは城下町の名残であり、歴史の証人でもあります。
まちづくりの神髄を問われる今、是非これらの歴史的な建物、町並みを見直し、歴史のある町に残していきたいと切実に思っています。
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「三春の里」は、平成9年に完成した三春ダム「さくら湖」の周辺の職・住・遊を一体化とした田園生活都市・三春の創造づくりの一環として作られた施設です。
この施設の中には、民家風の宿泊施設、ダムの建設によって壊されていく民家を移築してきたうどん屋等の素朴な建物が点在しています。
広大な敷地に池があり、山があり、春には桜が咲き、秋には紅葉が山を覆います。旅行者に田舎の純朴さを与え、地元の人々に清々しい気持ちをさせてくれるところです。
しかし、人々に愛されているこの施設には、いつの間にか何処でもあるようなコンクリートの建物が建てられ、人々を癒してきた石風呂と木風呂も消え、食事は民家のうどん屋からコンクリート造のレストランに代わりました。
写真は改築される前の風景です。懐かしいです。
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三春町大町の町並みです。道路を拡幅で建て替えの際、「美しいまちをつくる三春町景観条例」に従い平屋入りで建てられた一部の町並みです。
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町の一角に「大林文庫」があります。元々は個人の住宅でしたが、町に寄付され、今は婦人会や子供会の活動の場所として使われています。
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緑に囲われている深田和住宅団地内の集会所です。木組を率直に表現し、陰影を生み。日常から離れた空間を堪能する場として住民に提供しています。
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