どこか懐かしいなと思いながら散策している町は、
山形県の最東北部に位置する人口8000人弱の金山町です。
国道13号を新庄市より北へ、
視界をさえぎる上台峠を越えると、一気に開け見えてくるのは
美しい盆地---金山町です。
整然と続く緑の田園、杉と白壁を基調とした落ち着いた町並み
色鮮やかな錦鯉が遊ぶすんだ水路、
その美しさは、
誰の心の奥にもあるセンチメンタルな郷愁やロマンを
呼び起こすようです。
金山を訪れた英国人作家イザベラ・バートが
この眺めを
“ロマンチック”と評したのは1878(明治11)7月のことでした。
あれから、120年以上経った今も、
当時と同じように訪れる人を
「いつか見た」ような温かさで迎えています。
金山町は、昭和38年
全国的にも早い時期から景観施策に取り組んできました。
昭和59年から、
『町並み景観づくり100年運動』を提唱しています。
金山町の町民は、
「先人の子孫として、さらにはこれからの人々の祖先」として、
21世紀の子供達のため、
「住んで良かったと思える町」、
また、「よその人が住みたくなるような町」づくりに
励んでいます。
金山町はこんな町を目指しています
●町づくりの基本目標と施策の柱
○オンリーワンの快適な町
○ゆとりある豊かで安定した町
○思いやりといたわりの心をもつ健やかな町
○自然と共存する地球と人にやさしい町
○文化の薫る生涯学習の町
●かねやま理念
金山人は
○か…… 「感性」をみがき
○ね…… 「熱中」する心と
○や…… 「躍動」できる身体を養い
○ま…… 「学ぶ」ことを尊びあう
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