素敵なまちづくり見てある記
金山町の町並み(その1)



金山町町並み景観条例主旨

  わたしたち町民は、この町民の共有する貴重な財産である金山らしい町並みや自然を保ち、さらにつくり上げて後生に引き継ぐことがわたしたちに課せられた重大な責務と考える。しかし、近年必ずしも町の風土、環境になじまない家並みが目立ちはじめるなど、ふるさとのよさが失われつつある。
  いまこそ、わたしたちは、先人が伝えてくれた金山らしい文化、自然を生かし、地域経済の活性化を促しながら、町並み景観づくりを進めていかなければならない。
 私たち町民は、英知と総意を結集し、永遠に居住するこの金山町を、より美しく誇り高い郷土につくり上げることを決意し、この条例を制定する。

(昭和613月)条例前文より

閑静な町並み

   「その町のレベルはそこに住む住民のレベル以上にならない」と言われています。写真のような閑静で、豊かで、センスが溢れる町並みを築いてきた金山町の町民に、拍手を送りたいです。


●妻入り屋根の町屋

  すがすがしいほどの白壁、伝統的な妻入り屋根、杉の下見板の落ち着いたまち並みは、自然と匠の技を調和させた金山ならではの新しい伝統美です。
 


町屋と蔵

    町屋と蔵で形成されているこの町並みは、懐かしい雰囲気が漂い、この家の先祖代々が働いていた姿を思い浮かべるように思います。


蔵の再生

   蔵を利用し、町の施設として、使われています。


●門

   凛々しい茅葺きの門をくぐり通れば、清楚な佇まいが目に入ります。
 金山町の至る所にこのような歴史を感じる家屋が残されています。


清楚な佇まい

  上の写真に写っている門をくぐると、このような静かなる佇まいを目にすることができます。
 時間が止まっているように感じ、生きることの素晴らしさを感じました。
 


●蔵

   蔵、豊である証拠です。手前の蔵が事務所として使われ、奥の蔵が住まいとして使われています。
  この様に、蔵を有効に使っているのが金山町で多く見られています。


水路

  

 側溝です。
 このようにデザインをしますと、風景を損なわず周辺の景色に溶け込みます。


●町並み

 町のシンプル--大堰です。
 水のせせらぎが町に一層豊かさを与えています。